静岡県東部からJリーグへ-アスルクラロ沼津の挑戦-

富士で辛勝も仙台で敗戦。 残り3節で全てが決まる! vs 東京武蔵野シティFC

─JFLセカンド・ステージ第11節(2016.10.16)─

今季、アスルクラロ沼津が目指すもの。それはJ昇格ただ一つ。選手、クラブ、サポーター、静岡県東部地区の企業や自治体などが一丸となり、全力でその目標に向かってきた。そして今、その道のりの最終局面をむかえている。昨年、一昨年の悔しい思いをバネに、努力を実らせることができるのか。すべては、残り試合の結果に委ねられている!

東京武蔵野シティFCに辛勝

「今後に繋がる内容だった」。そう語ったのは、東京武蔵野シティFCを率いる吉田康弘監督。アスルクラロに良い形でサッカーをさせないために、攻撃時にはなるべく早くボールを動かし、守備時にはラインを上げてプレッシャーをかけ続けた。正直にいえば、このアスルクラロのホーム・富士で行われた第11節は、アウェイの東京武蔵野シティFCのほうが、狙い通りの内容で試合を進めることができていたように見えた。
 
実際、シュート数のみならず、シュートチャンス、コーナーキックの回数などでも、東京武蔵野シティFCがアスルクラロを上回っている。
 
しかし内容と結果が一致しないのは、よくあることだ。この試合も例外ではなかった。アスルクラロは、試合を通じて2度しかなかったコーナーキックのうち、前半39分に獲得した右コーナーキックで得点をあげる。
 
尾崎瑛一郎がゴールから遠ざかる絶妙のボールをあげると、ファーサイドから飛び込んだ沓掛勇太の頭にドンピシャで合う。これが見事、東京武蔵野シティFCのゴールに突き刺さった。沓掛の今季JFL初ゴールによって、アスルクラロが1点リードする形で前半を折り返す。
 
後半に入っても試合の流れは東京武蔵野シティFCにあった。しかし、吉田康弘監督が試合の勝敗を分けたポイントとして、「シュートは打てていたが、最後のところで相手のディフェンスが体を寄せてきて、良い形で打たせてもらえなかった」と話したように、アスルクラロの守備陣が体を張ってブロックし続けた。
 
アスルクラロの吉田謙監督も、「チームが勝つために、今、何をすべきか。それを選手たちに語り続けてきた。相手に攻め込まれたが、最後まで粘ることができた選手たちを褒めたい」と選手に賛辞を送ったように、前半の1点を守りきったアスルクラロが勝ち点3を獲得した。
 
なお、実に14本ものシュートを浴びながらも、失点をゼロに押さえたゴールキーパーの石田良輔がこの日のMVPに選ばれている。
 

ソニー仙台FCに完敗…

第11節で勝利をあげたアスルクラロは、第12節でソニー仙台FCのホームに乗り込んだ。JFLにおいてソニー仙台FCとの過去の対戦成績は2分3敗と、まだ一度も白星をあげたことがない。しかし、つい先日行われた岩手国体での決勝戦で対戦し、PK戦の末、アスルクラロが勝利をあげている。
 
良いイメージを持ってアウェイに乗り込んだアスルクラロだったが、前半のうちに得点ランキング1位を狙える位置につけているソニー仙台FCのフォワード有間潤に2ゴール、後半にもクリアボールを拾った小泉慶治にゴールを決められ0-3。必死の反撃も実らず、残念ながら勝ち点を獲得することはできなかった。
 
 

PICK UP

J昇格へ正念場が続く・・・ 次節は沼津・愛鷹開催!

セカンド・ステージは残り3試合。セカンド・ステージをトップで走るラインメール青森との勝ち点差は7あり、セカンド・ステージで優勝を狙うのは難しくなった。
 
そのため、J昇格のためには、前回詳述したように年間通算順位で4位以上に入るしかない。年間通算順位は、第1位のFC大阪から第5位のアスルクラロまで勝ち点差は「2」となっている。1試合あればひっくり返る数字である。
 
アスルクラロの残り3試合の対戦相手は、ヴァンラーレ八戸、ファジアーノ岡山ネクスト、ブリオベッカ浦安と、上位陣との対戦は組まれていない。この3試合をきっちりと勝ち切ること。それだけが今のアスルクラロに求められる。
 
残り3試合の結果を左右するのは、選手の最後の最後に全力で伸ばした“足先”かもしれない。監督やコーチから発せられた指示かもしれない。一人ひとりのサポーターの応援かもしれない、そしてそれはあなたの激励の“声”かもしれない。いや、実際には、3連勝を手にするためには、それらのすべてが必要なのだろう。
 
まさにクラブの総合力が試されている。
 
次節は10月30日(日)13時に愛鷹広域公園多目的競技場。2014年シーズンにアスルクラロの監督を務めた望月一仁監督が率いるヴァンラーレ八戸との対戦だ。まずはこの試合に勝利することだけに集中したい。
 

DATA

試合結果

セカンド・ステージ第11節(会場:富士総合運動公園陸上競技場)
アスルクラロ沼津(1-0)東京武蔵野シティFC
 
メンバー)
GK 30.石田良輔 DF 4.田中舜 . 5.馬場将大 22.徳武正之 18.尾崎瑛一郎(Cap.) MF 7.鈴木将也 17.太田一輝 24.沓掛勇太 9.中村亮太(→23.白石智之[後半34分]) FW 19.薗田卓馬(→14.道上隼人[後半27分])10.青木翔大(→33.染矢一樹[後半17分])
 
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