サッカーを愛して止まないあの人の ゆめのはなし

実は中学生の時からサッカーファンだという女優の奥貫薫さん。清水三羽ガラスからサンフレッチェの応援と、意外にもかなりサッカーを観てきた彼女にとって、その魅力とは「共有」という言葉にヒントがあるようだ。

サッカーを見始めたのは中学の時から

私がサッカーを見始めたのは中学生のときですね。当時は高校サッカーの清水三羽ガラス(堀池、長谷川健太、大榎)がすごく人気があったので、よく高校サッカーを見ていたんです。その流れで、Jリーグの前の日本リーグも見るようになりました。当時は日本代表でも西が丘サッカー場で練習したり、試合をしていたので、距離が近い感じがしたんですよ。
その後、Jリーグが出来て、日本代表が急激に大きくなっていくのですが、私にとっての日本代表はその過程のドーハ組。つまり、高木がいて、カズがいて、ラモスがいてという時代が、今でも私の中の日本代表ですね。

サンフレッチェ広島を応援

Jリーグができてからは、私は広島を応援していました。じつは特に高木選手の応援なのですけど。決定力不足とか、当時のマスコミは色々言っていましたが、私は彼のプレイスタイルや人柄がとても好きでしたね。
行ける試合は全部行っていたくらい。だから、当時のサンフレッチェの試合は観ていると、点が入る時も取られる時も分かっちゃうくらいだったんですよ。すごく集中して見ているから、なぜかゴールの予感が分かるんです。『あ、広島はいるなー』とか『まずい!』なんて。その時、サッカーというゲームの魅力に気付いた気がします。

サッカーは共有できるスポーツ

他のスポーツではなく、サッカーが好きになったのは、みんなで共有できる要素が多いからだと思います。例えば、サッカーって国境を超えて初めて会った外国の人とも盛り上がれますよね。大抵の国の人とは、どんな言語でも、サッカー選手の名前を出せば、なんだか通じる。カタコトだろうと、心を通わせることができるものって、私にとってはサッカーと音楽の話なのかもしれません。そういえば、ドイツのワールドカップの決勝のときに、スタジアムの夕焼けがとても綺麗で印象的でした。そうしたら、その後偶然知り合ったドイツ人の友人と『試合も良かったけれど、あの夕焼けはすごかったね』と、その夕焼けの話で盛り上がれたことがあって、そういう試合以外の部分にさえ共有できたことに感動したんです。サッカーは、世界のどこかで必ず試合が行われていて、ずっと同じルールでやられている。そして、それが様々なものと繋がっている感じが、1番の魅力だと思っています。
あと、さっきの夕焼けの話もそうですけど、サッカーって基本的に屋根がないところでやるスポーツですよね。雨が降っても、雷が鳴っても、雪が降ってもやる。そういう気候とか、温湿度とか、風とか、自然のすべても全部受け止めて共有しながら、みんなでひとつのボールを追いかけるという姿勢が好きなんです。みんなで同じものをシェアする感じが。

 

最近は安心しちゃって?

実は最近はあまりスタジアムに行けていないんです。仕事も忙しく早寝早起きだったりして(笑)。でも、見に行かなくなった理由は安心感からかもしれませんね。昔は、私が観ないと来年にはもうこのチームはないかもしれない!と危機感を覚えていて、だからこそ私が応援しなくちゃ、と思っていました。でも、ここまでサッカーがメジャースポーツになると、応援してくれる人が他にもいるんだな、と妙に安心してしまって。とは言いつつ、周期があって、またすぐ行きたくなるんでしょうけれど(笑)。やっぱり好きです、サッカーは。

奥貫薫 プロフィール

奥貫薫(オクヌキカオル)

奥貫薫プロフィール

東京都出身。女優。ドラマ、映画、CMなど幅広い分野で活躍。主な出演作品に、ドラマ「白い巨塔」(2004年、フジテレビ系)、「クロサギ」(2006年、TBS系)、「探偵学園Q」(2007年、日本テレビ系)、映画では「HERO」(2007年)、「クロサギ」(2008年)、「実録・連合赤軍 あさま山荘への道程」(2008年)など多数。公開待機作は「シャカリキ!」「旅立ち~足寄より~」「余命」など。

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