サッカーを愛して止まないあの人の ゆめのはなし

サッカーを始めたきっかけ

小学校2年生の時に、仲の良かった友達がサッカーを始めたのがきっかけです。私は、サッカーの知識はまったくなかったのですが、その友達と一緒にいたいという一心で始めることにしました。当時の大竹家では、両親の教育方針で双子の妹(由美)も一緒にでないと何事をするにもダメなので、由美もサッカーに誘いました。最初はとても難しいものだとは思いましたが、何より体を動かすのが大好きだったこともあり楽しかったですね。それに一つのことを集中してやるのに向いているのと、負けず嫌いの性格というのもあり、家に帰っても妹の由美と一緒にボールを使ってリフティングの練習を延々やっていました。そうしているうちにボール扱いなどの基礎が身に付き始めサッカーそのものの楽しさが分かるようになってきました。のめり込むきっかけになったのは小学校3年生の時。妹の由美と私がフォワードとして出場した試合で、私のあげたセンタリングをスライディングするような形で由美がシュートしました。監督が「サッカーになっている!」と言ってみんなの前でほめてくれたのがすごく嬉しかったのでしょう、この後から本格的にサッカーをもっともっとがんばりたいと思うようになりました。そして5年生の時に、ベレーザ(現日テレ・ベレーザ)が日本一のサッカークラブとして紹介されているのをたまたまTVで見たんですよ。それを見て、中学生になったらベレーザに入ってサッカーをしたいと思ったのです。初めてサッカーで目標を持ったのがこの時ですね。自分のレベルをあげるために男子のチームで練習するようにもなりました。

一人でも多くの人に女子サッカーの魅力を

選手としてプレーしていたころから、メディアの重要性に関しては意識していました。女子サッカーを広めたい、環境を良くしたいという気持ちは、なでしこの選手をはじめ、女子サッカー選手は常に持っています。現役引退後にスカウトされてメディア関連の仕事をするようになりましたが、それまではこのような仕事があることを知りませんでした。仕事をしてみて、改めてメディアの影響力を実感しました。この仕事の中で一人でも多くの人に女子サッカーの魅力が伝えられればと思っています。考えてみれば私もTVでベレーザを知ったのがきっかけとなり、目標を持ってサッカーをやることになったわけですからね。

生涯スポーツとしてもサッカーを広げたい

11月から女子だけのスクールを始めることになりました。そのスクールをキチンと軌道に載せて大きくし、ゆくゆくはベレーザやなでしこの選手が引退した後に一緒に働けるような環境を作っれたらいいなあと思っています。女子の場合は、男子と違いサッカーに関連したセカンドキャリアというものが少ないので、彼女たちの引退後のキャリアの一つになれるようなスクール運営ができたらと夢は大きく持っています。将来、なでしこジャパンに選ばれるような選手を育ててみたいです。そしてもう一つ、私たち同世代の女性がサッカーをやって楽しいと思える場所も提供できたらと考えています。競技スポーツとしてのサッカーだけではなく、生涯スポーツとしてもサッカーをもっと多くの女性が楽しめる環境を作っていきたいです。私はサッカーから本当に多くのものを学ばせてもらいましたから、その経験をみんなに伝えていきたいです。

大竹奈美 プロフィール

大竹奈美(オオタケナミ)

大竹奈美プロフィール

8歳よりサッカーを始め13歳でベレーザ(現日テレ・ベレーザ)に入団。
Lリーグでは通算100得点第一号になる。日本代表としてもオリンピック、ワールドカップに出場。99年アメリカワールドカップでは日本代表唯一のゴールをあげる。2001年に現役を引退。現在はTVでの解説やゲスト出演のほか、指導者としても活動。女子サッカーの普及に尽力している。

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