サッカーを愛して止まないあの人の ゆめのはなし

これまで幾多のサッカー連載を持ち、フットサルチームにも所属してきた女優、川島令美は、サッカーをモチーフにしたファッションブランド「MARIACIDA」のデザイナーという顔も持っている。女優、プレーヤー、デザイナーである彼女は、一体サッカーの何に楽しさを見出したのだろうか。

足音まで伝えるフィールドとの距離

頻繁に試合を観に行ったりするように本格的にハマったのはJリーグからですね。地元が横浜でマリノスをずっと応援していて、スタジアムに行くようになりました。サッカーを見始めたときは当然のことながら全然わからなくて、ただすごい!って騒いでいただけですね。最初はマリノス、それからジュビロとレッズ。この三つは固定で応援しています。マリノスは変らずなんですが、ジュビロは藤田さんとか福西さんとかがいたときの流れるようなキレイなサッカーがすごく好きでした。そして、どっぷりはまり出したのは20代になってから。三ッ沢とか磐田のようなサッカー専門のスタジアムって、フィールドがとっても近いんですよね。ピッチの声や選手の足音が聞こえてくるのがおもしろくて、興奮してすっかりハマっちゃったんです。

職人気質がわたしの好み

お仕事での雑談でサッカー話しをしたきっかけで女子フットサルチームに所属し、スフィアリーグに参加することにもなりました。全然それまで運動をしてこなかったし、足裏で物を触るということ自体が初めて。だから最初はけっこう練習しましたね。公園に毎晩社長を呼び出して練習していました(笑) 社長がずっとサッカーをやっていた方なので、面白がってボールやコーンなどを買ってきてくれて、それでドリブルの練習をしたり。懐かしいなぁ。それで慣れないうちは腱鞘炎みたいになってしまって鍼に通ったりとか、どうなるんだと思いながらも楽しかったですねー。実際にやってみると、見るのとは違ったおもしろさがありますよね。視野もどんどん広がって次のプレーを予測できるようになったりとか、プレーの楔になって自分がシュートをしなくても、一つ前の動きで協力できるのがおもしろくて。プレーするようになってサッカーの試合観も変りました。選手の動きがよく見えるようになったんです。シュートに行くまでの過程とか、バックの選手の動き、例えば河合竜二さんとか闘莉王さんとか、DFの選手でボールを持っていない選手の動きを追うようになった感じです。だって、1点は決めた人の記録ですけど、いいパサーとかその前があってこその1点じゃないですか。マリノスの河合さんって、いつもすごいいいポジションにいるんですよ! 職人気質なプレーをする方とかすごく好きです、アントラーズの小笠原さんとか。スペインのバルセロナやかつてのジュビロのプレースタイルが好きなのも、そのキレイなパス回しだったりするんです。たまらないです。最近はFWですけれど、FC東京の石川選手。マリノスのころから好きで、今年は得点ランキングも入ってきていいですよね。是非代表入りして出場を!

ファッションで女性とサッカーを繋ぎたい

サッカーを愛する人たちのファッションブランド「JOGABOLA(=球遊び)」のレディースライン「MARIACIDA」の洋服をデザインしています。「JOGABOLA」のテーマが南米なんですが、例えば今着ているこのTシャツは、ある南米のチームの弾幕にある「つま先に魂を込めろ」という言葉が素敵だなと思って、ハートを加えてデザインしました。「MARIACIDA」では競技用のシャツから、彼氏について来て遊びでやるような女性の方向けまで、女性の方々にもっと広くサッカーを捉えて一緒に楽しんでもらえるものを作っていきたいと思っています。ゆくゆくは、マリアシーダのテーマでもある南米の人たちが着てくれたら、ほんとにうれしいです。サッカーモチーフのTシャツとかを着て海外に行くと、子供たちがくれくれ言うんですよ。ぼくたちのところじゃ売ってない!って。サッカーであることがすごく大切なこととしてあるんだなって。裕福な日本と違い南米などでは洋服も簡単には買えないので、プレゼントするとずっと着続けてくれるんですよ。サッカーってボール一つあればみんな一緒になって繋がれる。発想が自由だし、だれしもが楽しめる単純なスポーツ。やっぱりすごくいいですよね。

川島令美 プロフィール

川島令美(カワシマレミ)

川島令美プロフィール

女優
1979年 1月30日神奈川県生まれ。TVドラマ「ガラスの仮面」(97)でデビュー。映画『刺青』(07)の主演を筆頭に映画、ドラマ、舞台など数々の作品に出演。無類のサッカー好きとしても知られており、フットボール・ファッションをテーマにした人気アパレル・ブランド「JOGARBOLA」のレディース・ライン「MARIACIDA」を06年初頭に立ち上げ、デザイナーに就任。
http://ameblo.jp/kawasima-remi/

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