サッカーを愛して止まないあの人の ゆめのはなし

アイドリング!!!19号の橘ゆりかさん。アイドルとしての活動だけでなく、2012年から、FC東京を応援するテレビ番組でレポーターを務め、徐々にサポーターの間にも浸透してきている。アウェイ戦のピッチにFC東京のユニフォームを着て登場するなど、強い心臓を持って応援する姿勢は頼もしくもある。これからどんどん新しい楽しみ方を発見していくであろう、サッカー観戦歴2年目の観戦学。

“アン・ジョンファン”と叫んだ最初のサッカーの記憶

2012年からJ:COMのFC東京応援番組「FC東京ビバパラダイス」のリポーターをやらせていただいているんですけど、元々は、FC東京もいっぱいあるチームの中のひとつ、もしくはサッカーチーム東京バージョンくらいにしか思っていませんでした(笑)。聞いたことはあったけど、細かいところまではわからなくて。それまでサッカーに接する機会があまりなかったんです。体育の授業とサッカー教室に通っていた従兄弟とボール蹴りをしたぐらいかな。あ、でもW杯とか日本代表戦は観てましたよ! 何の事だか未だに理解していないんですけど、日韓戦で「アン・ジョンファン!」と叫んでいたのがすごく頭に残っていて、今もたまに思い出します(笑)。2002年の日韓W杯のときだから、10歳ですね。最初は代表戦がある時に観ていてかっこいいなーと思っていただけだったのが、本田圭佑選手がエイベックスの先輩だとわかってから、より具体的に興味を持って観るようになっていきました。
観始めた頃はボールを目で追うのが精一杯だったのに、見慣れてくると、全体が戦術で動いていることもわかってくるんですよ。ちゃんと観始めて1年なのでまだわからないんですけど、監督が変わるとチームも変わるとも聞いています。代表みたいにどのチームもレギュラーポジションがあると思っていたのに、一人ひとりがチーム内でポジション争いをしているという基本的なことも改めてわかりました。FC東京だけを見ても調子の良し悪しで毎週スタメンの選手が変わるし、監督の記者会見でお話を聞く機会も増えてきて、コンディションも大事なんだということに気づきました。サポーターたちが歌うチャントもいろいろ覚えてきましたよ。選手も自分のチャントを歌えるみたいで、ルーカス選手に「自分の応援歌を知っていますか?」と質問したら、歌ってくれたんですよ。ちゃんと選手たちに届いているんだなと思って感動しました。あれだけ広いのに、ちゃんと大きい声を出していれば伝わるんだって。

アウェイ戦に胃がキュッとなった日

最初にFC東京を観たのは、2012年のゼロックススーパーカップのレイソル戦。開幕直前に開催される大会だし、相当気合いが入っているのがサポーターの皆さんの雰囲気からもすごく伝わってきました。年が明けてチャンピオン同士が戦う大きい試合じゃないですか。記者の人も沢山いて、ピッチ周りにカメラマンがあんなに並ぶんだと思って驚いたし、これから選手たちにインタビューをしていくんだと思ったらすごく期待が高まりました。
もうひとつ記憶に残っているのが、等々力での多摩川クラシコ。雨が降ってめちゃくちゃ寒くて、敵地に行くのも初めてだったのもあって、フロンタくんが待ち受ける入口からすでに圧倒されて胃がキュッてなっちゃった。サポーターの前に出るとかはなくて、普通に観戦して取材しただけだったので、その後セレッソ大阪戦でFC東京のユニを来て飛び入り参加した時に浴びることになるアウェイの洗礼=ブーイングを、この頃は知る由もありませんでした(笑)。そもそも滋賀生まれの私が、FC東京? と不思議に思われるかもしれないですけど、滋賀に目立つチームがなかったのもあって全然違和感はないんです。高校サッカーで地元の野洲高校が優勝したときは地元がものすごいフィーバーでしたけどね。乾選手とか青木選手がいて、今思うと凄いメンバーですよね。

個人スポーツからチームプレーへの驚き

中学生のときはずっとバトミントン部で、部活が終った後も市民体育館のバトミントン教室に行くくらい、けっこう本気でやっていました。もともとは日焼けをしたくないのもあって、室内でできるスポーツが良かったのと、道具を使うスポーツがよくて選んだんです。わたし運動神経が悪いので、ラケットだったら怪我もそんなにしないだろうと思って始めただけなのに、やっているうちにどんどんバトミントンが好きになりましたね。最大でもペアのふたりしかコートに立たないバドミントンと違って、サッカーはチームスポーツなのでパスを回しますよね。ボールを蹴っている瞬間はひとりですけど、ボールが動いた途端にみんなが走りだすのを見て、全体が連動して動いているんだって気づいたときは凄いな!って。しかもピッチってかなり広い。一度ピッチでライブしたことがあるんですけど、端から端までめちゃめちゃ遠くて、半分走っただけでもうゼイゼイ…。選手の皆さんは、よくこんなところ何度も上がったり下ったりできますよね。本当にしんどかった。

見つめる先にはポポヴィッチ

試合中は、試合を観ている監督を注目して観ています(笑)。FC東京だったら、ポポヴィッチ監督。ポポヴィッチ監督って感情が豊かじゃないですか。通訳の人に凄い勢いでまくし立てて、それを通訳の人も同じくらいの勢いで言っているのを見ると、いま連携が上手くいっていなかったんだなとか、そういうのがわかりますよね。ゴールしたら飛び跳ねて喜ぶし、小平の練習場に行くと混ざってサッカーやりだしちゃったり、選手とのスキンシップがおもしろかったり。愛嬌で背中をバンって叩いたり、ホイッスルの紐でペシペシやってくるっていう苦情を、選手たちからよく聞くんです(笑)。
いま注目しているのは、今季完全移籍してきた東慶悟選手です。22歳の期待の若手で、まさにこれからですよね。あと今年は李選手も気になります。6月までの“限定“ですからね! 女子は限定モノに弱いんですよ(笑)。あ、そうそう、実は李選手は、わたしがサッカーに興味を持ったきっかけの選手なんです。アイドリング!!!って、それぞれに番号があるんですけど、わたしは19番なんですね。李選手が代表戦でボレーシュートを決めたときたまたま観ていて、その背中に書かれていたのが19番。そのときに不思議な運命みたいなものを感じて、サッカーが気になり始めたんです。

夢は、再びのW杯。

もう一度日本でW杯が観たい! 前回は、よくわからないうちに終わってしまったので(笑)。やるとしたら単独開催で、何十年後かですよね? 結構、歳いっちゃうなー(笑)。

橘ゆりかが選んだベスト11

モテモテベストイレブン

キーパーだけは決めてます。オリバー・カーン!あとは本田選手と宮市くんは入れよう。この前、本物の宮市くんを観たんですけど、かっこよかった。サッカーしているところを観るとやっぱりかっこいいわーって思った。あ、そうだ、モテモテジャパンにします! そうすると大津選手は絶対モテるから入れます。長谷部選手も絶対ですね。本田選手も女子人気高いと思うのでそのまま。FC東京から高橋秀人選手。もっとモテて、という願いを込めて。ムッくん、セレッソの椋原さんいいですね。あ、ウッチーさんを忘れてた。内田篤人選手は筆頭ですよね、モテ選手の。やばい、このチーム人気でるぞ。うまく機能するかわからないですけど、集客力すごそう(笑)。で、オリバー・カーンはそのままで、黄色い声にへらへらしている人に喝を入れる役にしましょう(笑)。監督は、トップ オブ ザ かっこいいサッカー選手で、ベッカム。ハリウッドスターと並んでもかっこいいと思う。ということで監督にベッカム。絶対人気でると思いますよ、このチーム。
やっぱり女子はイケメンに目がいっちゃいますからね。空港のファッションチェックも楽しいと思うけど、ユニフォームを着て、それでもなおこの人はかっこいいと思えるのであれば、その選手のことをほんとにかっこいいと思っているってことなので、絶対応援した方がいい。そのままファンになると思います。だからスタジアムにも是非足を運んでユニフォーム姿を観てほしいんです。おいしいご飯もいろいろあるし、スイーツもある。それこそ各地でご当地スイーツとかもあるんですよ。それ目当てに女子同士で行っても楽しい。もしかしたら出会いの場にもなるかも?(笑) 女の子同士で行って、初めて来たんですーとか話しが始まって、そこから何か生まれるかも。スタ婚!ですね。

フォーメーション:3-4-3
監督:デイヴィッド・ベッカム
 
FW:大津祐樹(VVVフェンロ)/宮市亮(ウィガン・アスレティック)/李忠成(FC東京)
MF:増嶋竜也(柏レイソル)/長谷部誠(VfLヴォルフスブルク)/本田圭佑(CSKAモスクワ)/細貝萌(レバークーゼン)
DF:内田篤人(シャルケ04)/高橋秀人(FC東京)/椋原健太(柏レイソル)
GK:オリバー・カーン

橘ゆりか プロフィール

橘ゆりか(タチバナユリカ)

橘ゆりかプロフィール

1992年12月23日生まれ。滋賀県出身。2009年4月、女性アイドルグループ『アイドリング!!!』に19号として加入。『アイドリング!!!』としての活動をはじめ、TV、舞台、CMと多方面で活躍中。2012年 シーズンからJ:COMの地域密着・チーム密着の応援番組「FC東京ビバパラダイス」のリポーターを務める。オフィシャルブログ『ちょっとたちばなし』。http://www.facebook.com/yurikaruyurikaru

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