サッカーを愛して止まないあの人の ゆめのはなし

現在はアロマセラピストとして活躍をしている大橋マキさん。フジテレビのアナウンサーとして訪れたサッカーの取材現場では、「野球よりサッカーが好きだった」こともあり、いつもワクワクしていたという。元日本代表の風間八宏さんから教えてもらったサッカーの見方、ヨーロッパで体験したサッカー文化…。ルックスもプレーも一流のベストイレブンも必見です!

風間八宏さんに教えてもらったサッカーの見方

フジテレビのアナウンサーだった頃、スポーツの現場には取材でよく訪れました。試合展開がスピーディーで、俯瞰で見られるスポーツが楽しくて。野球に比べると取材に行く機会は多くなかったんですが、行くときはいつも楽しみ。サッカーの取材は心から楽しめたなあ。 
試合会場でサッカーを見るときは、当時フジテレビで解説をしていた風間八宏さん(現・川崎フロンターレ監督)が隣ですごく親切に、丁寧に教えてくれました。最初に教えてくれたのが、「スペース」です。「あそこにスペースがあるでしょ。そこ、そこ」って。それがすごく分かりやすかった。
風間さんは新人アナウンサーの私に対して真っ直ぐにサッカーの楽しみ方を教えてくれました。「あれがスペースですか?」って聞くと、「そうそう、分かっているじゃん」って。本当、上手なんです。褒め上手なんですよ。風間八宏さんのおかげでサッカーがもっと好きになりました。いまはJリーグで監督をやっていらっしゃるんですよね。教え上手なイメージがあります。きっと、褒めて選手の力を伸ばしているんでしょうね。頑張ってほしいです!

ヨーロッパで感じた異文化となでしこの大活躍

仕事やプライベートでヨーロッパに行くことがあるんですが、2012年のユーロ(欧州選手権)のときは、イタリアが準決勝を戦うときにミラノにいて、スペインが決勝を戦うときにバルセロナにいたんです。私は、それがどれほど大きな大会なのかピンと来ていなかったんですが(笑)、学生時代にプレーヤーだった夫は、「今日が決戦だ!」という街の雰囲気や、現地の人と一緒に楽しめることにすごく興奮していましたね。そのときは友達の家にいて、「みんなでピザを食べよう」と話していたんだけど、売り切れだったんです。「じゃあ、カタルーニャ料理を食べよう」となって、トーストをフライパンで焼いてそこにガーリックとトマトを輪切りにして、最後にプロシュートをのせて。飾らない、きどらないお料理を私たちが作っている横で、男性たちはテレビを見ながら、試合を見て「うおー!」って大興奮(笑)。普段は柔和な男の子も試合を見ているときは今までに見たことがないような熱さでびっくりしました。楽しかったですね。
ヨーロッパの方はサッカーに対して熱いですよね。日本だと日本代表の人気は高いですが、たとえば、カタルーニャの人たちの中には、それぞれの応援するチームにこだわりが強くて、スペイン代表には関心がない人もいたり。家族の中でも応援するチームが分かれていると、どちらかが勝って、もう一方のチームが負けたら大変。女性でも「今日、サッカーの話はしたくないわ」って言うくらいに機嫌が悪くなる人もいましたね。
日本女子代表「なでしこ」の活躍には感動をもらいました。2011年のドイツW杯で世界一になって、その翌年に行われたロンドン五輪で銀メダルを獲得。世界一になったあとは研究されただろうし、きっと重圧もすごかったろうし、大変だったと思うんですよ。たくさんメディアにも取り上げられて、みなさん忙しくなった後に、もう一度世界で勝てるチームになりました。積み上げてきたものがあるから、揺らぐことはなかったんでしょうね。オランダにいるある日本人のお友達の娘さんが、ロンドンまでなでしこの試合を見に行ったら、その活躍に感化されてサッカーを始めたんです。将来、なでしこに入ったりしたら、とても夢のあるお話ですよね。
 

お稽古で挫折を乗り越えた娘

娘はバレエをしています。私の仕事の都合で時折、練習に遅れてしまうことがあるんです。みんなと一緒に始められない中、よく頑張っているんですけど、レッスン場に着いたらいきなり演技をしないといけないときがあって、難しい曲でもあったのですが、「もう辞める」って言ってそこから出てきちゃって。帰るときもずっと泣き続けているんです。そこで私は「辞めてもいいけれど、自分でやりたいって言ったんでしょう。できなかったことだけが残ってしまうんじゃない?」と伝えましたが、彼女は「辞める、辞める」と言うばかりで。「いい加減泣きやんだら」って言っても、「まだ泣きたい気持ちが残っている」と。「じゃあいっぱい泣いていいよ」って伝えてからしばらくして泣き止んだので「どうして泣いていたの?」って聞いたら、「一人だけできなくて悔しかったの」と。「悔しい思いはいいことだよ。すごく大事なことだよ。みんな最初はできないし、できるようになるにはこういう時期があるから。泣くという経験を乗り越えてできるようになるんだよ」って言ったら「頑張る」と話してくれたんです。
4歳のころだったと思うのですが、小さな心にそういう気持ちが出てくるんだなぁと娘の成長に目を見張りましたね。彼女なりの挫折があって、そこからもう一度頑張るという経験があって。またやる気になった彼女は、年上の子たちがやっているのをジーと見てしっかり練習して、「一人でやりなさい」って先生に言われても、できるようになったんです。お稽古ではありますが、スポーツを通して、こうやって挫折を乗り越える経験ができるので、いい勉強になっているなぁとも思います。2歳になった息子は、もうボールを蹴っています。彼は将来サッカーをやるのかな? それも楽しみです。
 

大橋 マキが選んだベスト11

ルックスもプレーも一流のベストイレブン

女性としてはカッコイイ選手はみどころ。だから私のベストイレブンはルックスもよくて、プレーも一流の選手で選びました。GKはカシージャス。ゴール前でどっしり構えて、チーム全体を引き締めてもらいたいです。いつも表情が落ち着いているし、男性にはそういうところを求めます。バックラインは右からうっちー(内田篤人)、セルヒオ・ラモス、カンナバーロ、コエントランです。うっちーは、一見かわいらしく見えますが、タフなブンデスリーガでプレーして、球際に強いところ、攻撃参加のタイミングが好きです。ボランチはケディラと長谷部選手で決まり。長谷部選手はまじめな表情が男らしいし、ケディラは、ディズニー映画に出てくる王子様のようで娘が好きかな(笑)。右MFにはミランで活躍している本田圭佑選手で、左MFにはトッティ。チャンスを演出してほしい選手は男らしく、たくましい表情の二人に託します。2トップはメッシも入れたかったんですが、ネイマールとカズさん(47歳の現役プレーヤーであることに衝撃!)の2トップにしました。いまのブラジルのエースとかつてブラジルでプロとしてプレーしたカズさんの競演。右サイドは日本人同士でコミュニケーションをとれるので、連動したプレーが見られそうです。
 

大橋 マキ プロフィール

大橋 マキ(オオハシ マキ)

大橋 マキプロフィール

フジテレビアナウンサーを退職後、英国に留学。植物療法を学ぶ。IFA認定アロマセラピスト。6年間アロマセラピストとして病院での活動を経て、現在は、イベント、コンサート、ショップ等でのアロマ空間演出のほか、香りによる企業ブランディング、介護のためのアロマ、精油の地産地消の仕組みづくり、社会福祉×学生×自然農園でのソーシャルファーミングなど、様々なプロジェクトに取り組む。自身のブランド「aromamora」ではオリジナルブレンドアロマをプロデュース、調合。2012年には鎌倉山での自然農園・ハーブ・アロマのユニット「Erbosteria Kamakuraya」を結成。家族や地域活動をテーマにしたラジオ番組TOKYO FM「LOVING HOME」のナビゲーターも務める。新著に、『旅するように。逗子葉山暮らし。』(宝島社)がある。

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